おはようございます!
こちらのブログではお久しぶりです。
6月に実は新しいブログを立ち上げました↓
画像にリンクが貼ってありますのでよろしければ遊びに来てください((((oノ´3`)ノ
こちらのブログは保存という形になります。
はてなブログさんで長い間お世話になって本当に感謝です。
たくさんの☆やコメントありがとうございました。
それでは!
ぽち
おはようございます。
最近寒暖差が激しいですね!
台風一過で天気はよくなりましたが、冷房を点けるか点けないかで悩む日々です。
今回は6月の目標について書いていこうと思います。
赤い月の香りを読んで、「他の人にも読んでほしい」って思って今回描かせていただきました。
今後は人物紹介とともに「次に何読もう?」って悩んでいる人などに向けて発信していきたいと思います。
おはようございます。
今回は坂木司さんの作品「和菓子のアン」を読了しましたので、紹介したいと思います。
和菓子の奥深さを知ることが出来る本
さて、いつもはしないのですが、登場人物の紹介です。
杏子(きょうこ)
通称アンちゃん。
少しぽっちゃり体型で愛嬌のある18歳。
桜井さん
大学生の小柄な女の子。元ヤン。
椿店長
凄腕店長。女性。しかし、中身は賭け事大好きなおっさん。
立花さん
イケメン。しかし、中身は乙女。
登場人物が濃すぎて書かずにはいられませんでした!
(文庫本裏より)
面白すぎて一気読みしてしまいました。
アンちゃんが私の中で親近感しかないです!
体型的な意味で(笑)
食べるのが大好きというのも共感しかない!
物語の内容は、そのアンちゃん(杏子)が、デパ地下にある和菓子屋さんで働くようになり、次々と不思議な出来事に遭遇する、「人が死なないミステリー」となっています。
そのため、過激な表現が苦手な方には特におすすめです!
雰囲気は赤毛のアンに近いけど、主人公がめちゃくちゃしゃべるわけではないです。
個性豊かな登場人物がスパイスとなっていますが。
私の中で乙女な立花さんが一番ツボですw
P215
P370
店長の秘密について知ったアンちゃんと立花が導き出した答え。
ミステリーって、最終的には人を追い詰めたり解くことによって人を傷つけたりすることもある。
なので、あえて解かないという選択肢があることをこの文を読んで知りました。
謎を読みたい心理があっても、あえて解かないでおく。
心にそっとしまっておくのも優しいミステリーでいいですよね。
読んだ後、和菓子を買いに行ったのは言わずもがな。
日本人ってほんとダジャレ好きだなーwって思うことはしばしばあるのですが、この物語には色濃く出ているように思いますw
ってことで、今回は坂木司さんの作品「和菓子のアン」でした。
いかがでしたでしょうか?
選書の参考になれたらうれしいです。
表紙を見るだけで食べたくなるー!
以下「和菓子のアン」のネタバレです。
気になった方は本作を読んでからぜひ読んでください。
おはようございます。
今回は湊かなえさんの作品「母性」を読了しましたので、紹介したいと思います。
親子について考えさせられる作品
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。
母親は言葉を詰まらせる。
「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。
世間は騒ぐ。
これは事故か、自殺か。
・・・甦ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。
母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。
これは事故か、それともー。
圧倒的に新しい「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。
(文庫本裏より)
この本は割と読むのが辛かった本です。
母の母親依存は読んでいて少し辛いところがある上に、母性とは何かという私にはないものを問われているような気がして。。。
依存してるゆえに、自分自身は母性を持っていない中の子育てはさぞかし辛いだろうなと思いながら読みました。
かといって、体裁上ではしっかり母親としての勤めも果たしている。
娘と母との思い出のすれ違いがさらに辛くなりました。
けど、最後まで読んでほしい。
最後には少し報われているように感じるので。
誰よりも優しい人はきっと誰よりも苦労することを痛感しました。
P32
P286
この言葉は痛いほど分かる・・・!
「子供苦手なんだ」って言うとたいていの人は「私も苦手だったけど産んだら好きになった」って言われます。
それに割と疑問に思う私もいて。
動物でも育児放棄してしまうんだから、人間も動物である限り育児放棄してしまうこともあるのでは?と。
虐待のニュースを見たりすると自分も十分にあり得ると考えてしまいます。
だから、ある意味ではこういう言葉はホッとしてしまいます。
母親と娘の対話はほとんどないけれど、お互いが語り手となっているのでどちらが本当のことを言っているのか分からなくなる時がありました。
たぶんお互いの受け取り方や感じ方が違うから。
それもまた人であり親であり娘である証拠なんだと思います。
ってことで、今回は湊かなえさんの作品「母性」でした。
いかがでしたでしょうか?
選書の参考になれたらうれしいです。
以下「母性」のネタバレです。
気になった方は本作を読んでからぜひ読んでください。
おはようございます。
今回は4月分の読書メーターまとめです。
4月は5冊読むことが出来ました。
割といいペース!
4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1548
ナイス数:121
万事快調(オール・グリーンズ)
万事快調〈オール・グリーンズ〉の感想
映画の名前とか曲の名前とか小説の名前がたくさんでるため、自分の知識量が問われてる気がしました(笑/気のせい)文章が今時!流石若い作家さんが書いただけあっておしゃれ!この方の作品を他のも読みたいと思える作品でした。内容は簡単に言うと女子高生3人(朴、矢口、岩隈)が学校の屋上で大麻を育てる話です。やっていることをやばいのに、ロックな口調とユーモア溢れる文章に引き込まれて最後まで面白く読むことができました。このあらすじと同様、最後まではちゃめちゃな展開が繰り広げられています。
読了日:04月11日 著者:波木 銅
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蹴りたい背中 (河出文庫)の感想
綿矢りささんの本はインストールしか読んだことがありませんでした。この本は思春期の男女が徐々に近づき、やがて恋人になる。。。というような、簡単なものではないです。ハツは人間関係に疲れて、自ら孤独になっている陸上部の高校1年生。にな川は、オリチャンというモデルのファンで、オリチャンに会ったことのあるハツに興味を湧きます。その興味も、決して恋愛とかに繋がるような関係ではなく、その歳特有の距離感を感じました。好きとか嫌いとか友達とか恋人とかそうでないとか、そういう固定概念をサラにする、心地いい小説でした。
読了日:04月12日 著者:綿矢 りさ
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白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)の感想
この作品は、今の社会現象の風刺画的作品と思ってもいいような気がします。何が怖いって、白雪姫と言われる被害者は完全に善良な美人で片付けられ、犯人と疑われている人物に対しては完全なる悪と決めつけ、根掘り葉掘り過去をまさぐられ、挙げ句の果てではネットで実名を公開される。所謂「私刑」というものが横行されていること。今の世の中を気味悪く、不快に描写されており、登場人物が全員悪者に思えてきます。自分に関わっている人も多分そうなんだろうなと思うとなんとも言えない気持ちになりました。手のひら返しをした後に残るのはなんだろ
読了日:04月15日 著者:湊 かなえ
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夢をかなえるゾウの感想
小説とビジネス書が融合されたと言っても過言ではない作品。これは、どちらに分類されるのだろう?中身はガネーシャというインドの神様が突然現れ、ある会社員にいくつもの課題を与えると言う内容。ビジネス書が苦手な人や、学生はもちろんのこと、新社会人にぜひとも読んで欲しい作品です。きっと、ガネーシャの課題をこなすことによって人生を大きく変えることができると思います。読書初心者にもおすすめなくらい読みやすく、コミカルな表現がたくさん盛り込まれているため、少し分厚いですがサラリと読み終えることができます。継続は力なり。
読了日:04月21日 著者:水野 敬也
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虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)の感想
森沢明夫さんの本2冊目ですが、やっぱり中身はやさしい物語になっており、心が洗練されます。汚い感情が洗い流され、癒されました。喫茶店に訪れる人によって選曲される音楽を流しながら読みました。私は「アメイジング・グレイス」と「ザ・プレイヤー」という曲が気に入りました。知ってる方も多いのではないでしょうか。本を通して音楽を知るのは、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」以来でしたが、やはり音楽を楽しみながら作品を楽しむのもいいですよね。心に傷を持っている人が訪れ、ピッタリの音楽と美味しいコーヒーに癒される心温まる物語でした。
読了日:04月27日 著者:森沢 明夫
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poti-espresso.hatenadiary.com読書メーター
相変わらずジャンルがバラバラですね(笑)
この中だと1番好きな作品は「白ゆき殺人事件」ですかね。
今の時代を象徴していると言っても良い作品です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは!
おはようございます。
今回は千早茜さんの作品「透明な夜の香り」を読了しましたので、紹介したいと思います。
皆さんはプルースト効果って知っていますか?
私は知らなかったです。
(文庫本裏より)
読んでいくうちにどんどんと引き込まれていく作品でした。
この小説を読んで、調香師という職業を初めて聞きました。
人よりも鋭い嗅覚を持つ朔さん。
はたして幸せになる術があるのだろうかと思っていましたが、登場人物である、新城や源さんや一香がいるだけで満たされているのではないでしょうか。
こういう不思議なお店系の物語はお客さん一人一人に物語があり、商品の効果が人によって違うところが面白くて好きです。
物語に引き込まれて、途中からは一気読みしてしまいました。
香水の匂いで人を思い出すことをプルースト効果というそうですが、私も何度も感じたことがあるので、記憶が蘇る様は共感しかなかったです。
特に香りというものは、五感の中で一番記憶に残るそう。
P55
P95
まだ調香師の朔のことがあまり分からず、恐れてしまっていた主人公の一香。
そんなとき、常連のお客さんであるミツコというお婆さんが言った言葉。
ミツコさんは昔、戦争が起きていた時に大人たちが「鬼畜がやってくる!」「この国も終わりだ!」と嘆いていたけど、実際は嗅いだこともない香りの甘いお菓子をくれる米兵さんだったという。
知らない人で、初めて見るものにはどしても警戒してしまうのが人間であって、実際に知って、使って初めて受け入れることが出来るのも人間だと思います。
それなら、ただ怖がるだけじゃなくて知ることで新しいものを取り入れていけるようになりたいとです。
P202
不思議な世界に迷い込んだような気分で読むことが出来ました。
最後の一香と朔の関係性は素敵です(*‘ω‘ *)
「執着」と「愛着」の違い、説明できますか?
ってことで、今回は千早茜さんの作品「透明な夜の香り」でした。
いかがでしたでしょうか?
選書の参考になれたらうれしいです。
表紙がおしゃれでおどろおどろしい感じだけど中身は全然違います!
以下「透明な夜の香り」のネタバレです。
気になった方は本作を読んでからぜひ読んでください。
おはようございます。
今回は森沢明夫さんの作品「夏美のホタル」を読了しましたので、紹介したいと思います。
童心に戻りたくなる本
(文庫本裏より)
中盤涙が止まらない展開となり、ボロボロ泣きながら読みました。
登場人物はどこまでも優しく人情味あふれる人が多く、その中でも優しさの形はそれぞれあること知ることができる作品です。
自分が一番最初に授かっているもの、『名前』について考えたことがなかったので、考えるいい機会となりました。
どういう気持ちで、どういう思いが込められているか。
そして、それは最初で最後の形のない『形見』となる。
そういう風に考えたことなんてなかったし、形見というのはものしかないと思っていたので目から鱗でした。
また、私なら知らないお宅に訪問することはとてもできないですが、夏美の素直な性格が全てを好転しているようで羨ましく思ってしまいました。
そして、親子についても考えさせられました。
親子にもたくさんの形があり、型にはまることに囚われなくて良いと言われてる気がしました。
P16
P122
冒頭にも書きましたが、本当に目から鱗でした。
親が亡くなった後に何もなく虚無になることもあるかもしれません。
けど、自分の名前がある限りどんなに遠くに離れていても身近に感じることが出来る。
そう思うと名前って本当に大事だなと実感しました。
P339
途中でとぎれとぎれにしか読めないくらいにボロ泣きしてしまいました。
ってことで、今回は森沢明夫さんの作品「夏美のホタル」でした。
いかがでしたでしょうか?
選書の参考になれたらうれしいです。
表紙にもあたたかみを感じますね(*‘ω‘ *)
以下「夏美のホタル」のネタバレです。
気になった方は本作を読んでからぜひ読んでください。