晴読雨読ときどき絵

[poti-espresso’s diary」本や絵や趣味の日記

ナイルパーチの女子会

 

おはようございます。

今回は柚木麻子さんの作品「ナイルパーチの女子会」を読了しましたので、紹介したいと思います。

 

 

山本周五郎受賞作品で、ドラマ化もされました。

山本周五郎賞とは、『目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞』だそうです。)

最近ドラマも観終わりました。

原作を忠実に再現していて面白かったです!

原作を読んでから観る方がおすすめだけど、読んでなくても楽しめます(*^^*)

ぜひドロドロ感を楽しんでほしいですw

 

読む前に一つ注意事項が…。

本の表紙に騙されちゃいけません!

 

そんな爽やかにきゃっきゃうふふしてる感じじゃないです!

あらすじ

商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾祥子と出会い意気投合。

だが他人との距離感をうまくつかめない彼女はやがて祥子は拒否。

執着する栄利子は悩みを相談した同僚の男と寝たことが婚約者の派遣女子・高杉真織にばれ、とんでもない約束をさせられてしまう。

一方、祥子も実家に問題を抱え—。

解説・重松清

(表紙裏より)

 

こんな人におすすめ

  • ドロドロとした人間関係を読みたい
  • 友達との距離感が掴めない
  • なかなか同性の友達ができない

 

主人公の栄利子は商社でバリバリ働く美人で、その栄利子がハマっているのは栄利子とは正反対の主婦ブロガーのおひょうこと丸尾祥子のブログ。

ある日、栄利子は祥子を街で見つけ意気投合します。

本当の女子会のように時間も忘れて二人は語り合い、お互い連絡先を交換する仲に。

 

そして、ここから栄利子の距離感がおかしくて読者皆ドン引きすると思います。

教えてもないのに初対面の人に家を知られるのは本当に恐怖だと思うし、平気で人を脅したり、無理矢理距離感を詰めようとしたり…。

読んでいてもさすがに…!っていう場面が多かったですが、共感できるところも多かったです。

そして。何が一番衝撃的かというと会社の真織という女性。

彼女もパンチがあって、物語を加速させていきます。

 

ナイルパーチもおひょうも、獰猛で、生態系を崩す魚だそうです。

そして、『真織』という言葉は『マオリ』から来ているのかな?と感じました。

マオリ』とは、マオリ族の用いる言語で「普通」という意味だそうです。

そう思いながら読むと更に面白いかもしれません。

心に響いた言葉

P21

「人間の手で湖に放たれなければ、ナイルパーチも一生、自分が凶暴だなんて気付かなかったのにね。なんだか可哀想。あ、鑑賞魚としても人気らしいよ。銀色で、とても綺麗な魚なの。」

 

この言葉が一番栄利子を表してる気がします。

自分も思い当たる節があるだけにうっっとなるけど、多かれ少なかれこの獰猛性は誰にでも持っているような気がするのは私だけでしょうか?

あとがき

この本を読むと、自分も友達が出来ない人間だから共感とか憎悪とか、自己嫌悪というか…。

何とも言えない気持ちになります。

けど、こういう友情ドロドロ系大好物です←

 

ってことで、今回は柚木麻子さんの「ナイルパーチの女子会」でした。

いかがでしたでしょうか?

選書の参考になれたらうれしいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは!