晴読雨読ときどき絵

[poti-espresso’s diary」本や絵や趣味の日記

アンマーとぼくら

おはようございます。

今回は有川ひろさんの作品「アンマーとぼくら」を読了しましたので、紹介したいと思います。

■目次■

著者紹介:有川浩

高知県生まれ。

2004年10月、第10回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉を『塩の街』で受賞しデビュー。

同作と『空の中』『海の底』を含めた「自衛隊三部作」、アニメ化、映画化された「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『植物図鑑』『三匹のおっさん』『ヒア・カムズ・ザ・サン』『空飛ぶ教室』『旅猫リポート』『県庁おもてなし課』『明日の子供たち』『だれもが知ってる小さな国』、初エッセイ集『倒れるときは前のめり』など著作多数。(単行本より)

あらすじ

いつの世までも あなたを思う

母と子、そして家族を描く感動の物語、待望の文庫化!

母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。

実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。

休暇は三日。

家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。

この三日が、恐らくタイムリミット。

三日目が終わったら……終わったら、どうなる?


「過去は変えられない。分かるよね?」
「言いたかったことは、今の君が言えばいい」
「頑張れ。君はもう大人なんだから」

一体、ぼくに何が起こっている?

Amazon説明より)

こんな人におすすめ

  • 沖縄について知りたい
  • 沖縄に行きたい
  • 家族愛の物語を読みたい

とてもよかったです!

家族愛が胸に響く物語でした。

 

タイトルにある「アンマー」とは沖縄でおかあさんという意味らしいです。

昔修学旅行で沖縄に行ったことを読み進める度に思い出しました。

作中に実際に行ったことのある観光名所が紹介されたり、沖縄のゆったりした時間の表現も鮮明で、私も思い出がよみがえってきました。

 

御嶽(うたき)の存在は初めて知りました。

沖縄のことをほとんど調べずに行ったので、次は沖縄のことをしっかりと調べて相方にうんちくを垂れ流したいと思います(笑)

神様のいる場所に対しての本州との祀り上げ方が違うのもまたいいなと感じました。

 

この作品の物語は命の儚さと、家族の大事さを学ぶことが出来ました。

大切な存在がいつまでもいるというわけでないということ。

過去はやり直せないから受け止めることをしなければいけないこと。

他にも大切なことを、言葉にできないことを学んだ気がします。

 

最後の方はボロボロボロボロ涙を垂れ流しながら読みました(´Д⊂ヽ

海中道路は絶対行きたい!

 

あと、読んでる途中で気づいたのですが、この作品の単行本を買ったのですがカバーを撮った姿がすごくかわいいです!

沖縄っぽくて素敵…!

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これが紅型(びんがた)染めなのかな?

沖縄に行ったときは琉球ガラスの体験でコップを作ったのですが、こちらは体験しませんでした。

また沖縄個人的に行きたいなー。

心に響いた言葉

P158

「若い男は好きな人にかっこつけるけど、中年男は、ほんとに好きな人にしか、自分のみじめな思い出なんて晒せないんだ」

 

これはリョウのお父さんがおかあさんに自分の惨めな話をした際に、リョウがおかあさんに言った言葉です。

 

本当の母を亡くしてから父の再婚相手である沖縄の晴子さんのところに移住した父とリョウ。

大人になったリョウはある事情から東京に行ってしまいます。

おかあさん(晴子さん)の親孝行のために3日間だけ沖縄に帰り、おかあさんと一緒に沖縄観光へ。

 

カメラマンだった父が初めて個展したときにあった惨めな思いを、晴子さんに話したけど、本当に好きな人にはかっこつけたいと思うもの。

そう思っていた時の言葉だったのでグッときました。

 

 

P248

「人が嫌がることは、全部暴力行為だ。(省略)同情がほしくないときもある。相手が嫌がる厚意だったら、それも暴力だ」

 

同情や厚意が時に暴力になることをまざまざと突きつけられました。

厚意は嫌でも受け取らなくてはいけないものと思い込んでいたので、ドキッとしました。

女性に特に多い…って言ったら偏見かもしれないけど、自分も無意識にしているかもしれない厚意の押し付け。

本当に気を付けて、そっとしておいてあげることも大切だということを肝に銘じておこうと思います。

 

あとがき

この作品は沖縄に行きたい気持ちが高ぶったのと同時に、家族について考える機会を与えてくれた本でした。

表紙裏の紅型染めは文庫本もなのかな?

このタイトルの「ぼくら」は多分3人のぼくらがいたように思いました。

アンマーも多分1人じゃないと思います。

 

ってことで、今回は有川浩さんの作品「アンマーとぼくら」でした。

いかがでしたでしょうか?

選書の参考になれたらうれしいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは!