晴読雨読ときどき絵

[poti-espresso’s diary」本や絵や趣味の日記

恋愛中毒

おはようございます。

今回は山本文緒さんの作品「恋愛中毒」を読了しましたので、紹介したいと思います。

 

内容を全く知らずに買ったので、次から次へと恋愛していく女性の話かなと勝手に思い込んでいました。

あらすじをあまり見ない人間なのでタイトルで判断することが多いのでよく内容が思ってたのと違くて、いい意味で衝撃を受けることがあります。

この作品も最後は衝撃的な終わりを遂げていました。

 

目次

 

あらすじ

もう神様にお願いするのはやめよう。

――どうか、どうか、私。

これから先の人生、他人を愛しすぎないように。

他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。

哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月

彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。

人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。

世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。

吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。

amazonより)

 

こんな人におすすめ

 ・愛人関係について知りたい

・ドロドロした小説を読みたい

・30代以上の女性である

 

吉川英治文学新人賞を受賞し、2000年にテレビドラマ化しているそうです。

弁当屋で働いていた主人公・水無月がもう恋愛しないと決めていたさなか、目の前に作家・創路 功二郎(いつじ こうじろう)が現れ翻弄されていく物語。

創路にはたくさんの「羊ちゃん達(愛人)」がいるが、どんどん水無月は創路にのめりこんでしまう。

創路が選ぶ愛人には共通点があり、ゆっくりと水無月の正体も言及されるように。

最後の50ページは目が離されない衝撃的展開へと発展していきました。

 

衝撃的展開すぎて最後のほう特に一気読みしてしまいました。

主人公の水無月が年代もそうだけど私に似てるところがあって共感しかなかったです。

さすがにそこまではしないけれど。。。

ドロドロの愛人関係の末路という感じでしょうか。

 

最後の「鍵」の件についてはまさかでした。

え?二日経ってる??

気になる方は是非読んでみてください。

衝撃的な展開が待っています。

たぶん水無月は私と違い根本的には男が放っておけない性格をしてるんだろうなー。

ドラマも機会があれば観てみたいです。

 

心に響いた言葉

P221

「でも言っとくけどな、それはお前が勝手に溜めてたんだからな。いい子なふりしておいて、あとで本当はイヤだったなんていうのは逆恨みだよ、逆恨み。子供だからって何でも許されると思うなよ」 

母に強制的に児童劇団に通わされたことを水無月が創路に言ったときに創路が言った言葉です。

これを読んでぐさりと私の心が抉られました。

子供だから拒否できない、子供だから言うことを聞かないといけない、と思い込んでいた私には刺さりました。

鬱憤を溜めたのは自分のせい。

他人にせいにしてはいけない。

自分にはない発想だったけど、こうやって言ってくれる人って貴重だなとも思いました。

創路がモテる理由がわかった気がします。

女にだらしなさ過ぎるけど。

 

あとがき

山本文緒さんの作品は大人の女性におすすめな本が多い気がします。

といっても、この作品と「自転しながら公転する」しかまだ読んでいませんが。

この作品も30代女性は特に刺さる話になっているのでおすすめです。

 

以下「恋愛中毒」のネタバレです。

気になった方は本作を読んでからぜひ読んでください。

 

ネタバレ
本当に「鍵」の件もすごかったですけど、最初の方はそんな感じに書いていないのに水無月の「ストーカー気質」には驚きました。自分に似たところがある人…と最初は思っていたけど、一気にかけ離れて言った瞬間でした(笑)たぶん男性は最初の従順さに惹かれたけど、そのあとからは過干渉すぎて鬱陶しくなるんだろうな。奥様との関係性とかにも驚いたけど、もしかしたら書かれていないだけで愛人に対しても何かしていたのではないだろうかと疑心暗鬼になりました。

 

ってことで、今回は山本文緒さんの作品「恋愛中毒」でした。

いかがでしたでしょうか?

選書の参考になれたらうれしいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは!